平成29年度本試験考察 考査B (9/3修正)

考査Bの難易度、出題項目及び計画概要まとめです。

※本ページは受験生の声が届き次第、積極的に更新していくため、しばらくたってから再度閲覧することをお勧めします。

試験情報提供者:

 「Y.Y」さん 8/25

受験者感想提供:

「みー」さん 8/29

 「monn」さん 8/29

 「のんのん」さん 8/30

 「建築マニア」さん 8/30

 「きすん」さん 9/2

 

情報提供いただいたみなさまには、大変感謝いたします!

計画Ⅰ 難易度・・・例年より容易

計画概要:木造 2階建て 専用住宅

出題項目(5項目)

建ぺい率・・・例年通りの内容。角地緩和あり。ひさしは1m緩和で算定。一部1.6mの部分あり。
容積率・・・過去に出題例なし。しかし、各階の床面積が与条件であるため、車庫緩和及び2項道路に注意すればよし。
道路高さ制限・・・絶対高さ、北斜、隣地を出題しない代わりに、道路斜線のみを出題。
1階軸組・・・例年通りの内容。
換気量計算・・・例年通りの内容。明らかに有効換気量が小さい。

 

計画Ⅱ 難易度・・・新出問題によりやや難化の印象(8/30修正)

計画概要:RC造 4階建て 物販 診療所(収容施設無し) 事務所

出題項目(9項目)

建ぺい率・・・角地緩和あり。2以上の用途地域により按分計算。
容積率・・・2以上の用途地域により按分計算。特定道路なし。

用途地域・・・例年通りの内容 ※8/30追加

道路高さ制限・・・西側道路斜線:2Aかつ35m、ポーチ後退距離緩和も(3.9m+4m+3.9m)×1.5=17.7m<計画18.1m
隣地高さ制限・・・東側隣地斜線:EV機械室はH18年に道路斜線で出題あり。1/8緩和対象となるかどうか令2条第六号の記載が必須。六号ロでは、「昇降機塔」直読みでは“EV機械室”とは読めない。「その他これらに類する…」と解釈することも可能だが、主事試験において解釈の範囲を問うことはない。また、六号ハでは「機械室」が登場するので、緩和対象としない判断の方が解答としては妥当か。(実務的にはEV機械室も1/8緩和を適用している自治体がほとんど)※下記コメント欄に「きすんさん」より情報提供あり9/3追記
避難階段の設置及び階段の幅・・・例年通り。物販の階段幅は初出題。
1階屋外出入口までの歩行距離及び出入口の幅・・・歩行距離は難易度低し。物販の出入口の幅は初出題。
防火区画(竪穴区画)・・・例年通り。
3階及び4階の内装制限・・・例年通り。

※排煙設備及び非常用照明の出題がなく、代わりに1500㎡超えの物販店舗に関する問題が出題された。

 

計画3・・・例年どおり

出題項目(6項目)

T
Rt
Qi
剛性率Rsの値
剛性率の判定
偏心率の判定 ※「初出題」としておりましたが、H22に出題があるため修正

 

まとめ (8/29修正)(8/30修正)

難易度・・・全体的に「例年通り」の印象を受けるが、一方で、新出問題として計画Ⅰの容積率や計画Ⅱの1500超え物販規定など(情報では4項目の新出問題)があり、想定外に時間がかかってしまうなど、受験者にとっては苦戦を強いられる傾向となった。

全体の難易度としては、時間がかかるといった意味では「やや難化」、個別の問題の質として計画Ⅰ及び計画Ⅲは「やや容易」、計画Ⅱは「やや難化」といったところか。新出問題以外は過去問通りの出題内容となったので、最悪、新出問題を白紙で提出しても合格基準点は超えることは十分に可能な試験内容であった印象を受ける。(考査Aが高得点であるという前提のもと)

予想合格基準点・・66点程度

※8/29 修正。過去の試験結果からもこれ以下の点数を基準点とすることはなさそう。国家試験で得点率2/3以下というのは検定機関としても選択肢としてはないということでしょうか。

※コメント欄の「生の声」としては、大幅修正の希望があるため、62~64点程度の可能性もある。

 

※受験情報提供者「みー」さん、「monn」さん、「のんのん」さん、「建築マニア」さんからの貴重なコメントにより修正しております。受験生の声を第1に優先してに修正しております。

 

今後も受験者の「生の声」をお聞かせいただければと思います。

本サイトでは終わってしまった試験の結果は変えられませんが、思いをぶつけていただければ、どんどん修正していきたいと思います。

まだまだサンプリングが不足しておりますので、ささいなことでも情報を寄せていただければと思います。(8/29追記)

 

 

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