法規解説 集団規定

建築基準法第56条の2の日影規制って『ひかげきせい』と読むの?それとも『にちえいきせい』と読むの?

2019-10-05

アンケートの実施

以前、Twitterのアンケート機能を利用して、タイトルのような質問を投げかけたところ、14名から回答がありました。

 

 

回答サンプル数は14ですが、見事に真っ二つに分かれてしまい、私も色々とググってみたのですが、明確な答えは見つかりませんでした。(同じような疑問を抱える人は複数名いましたが・・・)

 

『ひかげきせい』が正しい?

どうも『ひかげきせい』と読むのが正しいと思われる強力なエビデンスが存在します。

 

そこで、超有力な図書がありましたので、ご紹介するとともに、この不毛な論争に終止符を打ってみます。

 

まずは、論より証拠。

これは、日影規制が施行されるにあたり、その法文の特殊性から、設計段階における検討から確認審査の手法までを解説した有益な書物となっており、昭和52年3月に財団法人日本建築センターが編集・発行したものです。

 

また、監修に『建設省住宅局市街地建築課』とあるのも、後ろ盾がしっかりしていてよろしいかと。

 

本書の目次や内容にも日影には『ひかげ』とひらかなのルビがふってあり、『ひかげ』説を後押しています。というか、確定ですね。

 

そして、本書では、『日影(ひかげ)』を次のように定義してます。

日影(日照によって生ずる建築物等の影) 本書 P2より抜粋

ん~、シンプル。

 

それでも『にちえいきせい』と呼ぶこと自体は間違いではないと思いますので、お好きなように読んでいただいてよろしいかと。時代によって流行がありますからね。

 

ただ、これだけ証拠があるので、報道機関や、建築審査会、裁判等のお堅い場面で発言せねばいけないシーンでは『ひかげ』と呼んだ方が無難かと思います。

 

 

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