自作テキストの作成を勧める理由と作成時のコツ(考査B)【建築基準適合判定資格者検定】

考査B自作ノート5冊(問題図面)

こちらの記事ではメインページで紹介している『出題項目ごとにまとめノートを制作しながら学習する』について解説します。

この記事をお読みになる前に、「自作テキストの作成を勧める理由と作成時のコツ(考査A)【建築基準適合判定資格者検定】」の記事をご覧ください。

 

再度、ICBAの手引きをそのままお勧めできない理由を3つ挙げます。

「手引き」をそのまま使用することを勧めない理由3つ

お勧めできない理由

  1. 年度別学習しかできない(学習効率が低い)
  2. 携帯性が悪い(重い、かさばる)
  3. 学習の初期段階から必要の無いページが多い

 

考査Bの自作テキストはどう作成すべきか?

考査A同様に、上記課題3つを少しでも改善できれば、どのような形でも構いません

ただし、考査Aと違って考査Bは手引きを「単元別に並び替える」ことが困難です。というかできません。

そこで、手引きの解答例を項目ごとに並べ変えるといったことが考えられますね。

また、単純に年度ごとに並べるより、複数のパターン(例えば、適合パターンと不適合パターンとか、庇がある場合と無い場合とか)を揃えておけば、重複したものは省くことができます。

ちなみに、私はある程度の出題予測を立てて、考査Bの過去問は対策すべき項目や年度を絞りました。

具体的には、計画Ⅰ・Ⅱは隔年で同様の出題傾向がみられたので、平成26年度と平成24年度の問題を重点的に対策しました。(※筆者は平成28年度受験者です。)

そして計画Ⅲは、平成26年度から試験傾向が変わったので、同年と平成27年の2年分を重点的に対策しました。

 

肝心なテキストの作成ですが、単純にA4サイズに印刷し直しただけです。とはいえ、他の年度の解答パターンも一部挟み込んでいます。

A4サイズをさらに織り込んだので、A5サイズまでコンパクト化できました。↓

考査B自作ノート5冊(A5サイズ)

 

サイズ感を把握するために、もう1枚写真を載せておきます。その薄さが把握できるかと思います。↓

考査B自作ノート5冊(厚さ)

 

開くとこんな感じですね。↓

考査B自作ノート5冊(問題図面)

 

難点は、図面の文字が小さくなってしまって読みづらいところでしょうか。特に計画Ⅱは文字がかすれる可能性があります。

 

実際の試験ではA2サイズの図面が配布されます。ICBAの手引きは収録可能なサイズとしてA3にサイズダウンしています。私はここからさらに1サイズダウンしたA4サイズにしていました。お陰様で試験本番は文字や数字がとても良く見えました。

考査B自作ノートと実際の問題図面との大きさ比較

 

自作ノート5冊分の重さはなんと184gです。↓

考査B自作ノート5冊分(184g)

 

これに、法令集と考査Aの自作テキストを合わせると、およそ1.2kgとなります。ここに考査Aの過去問8か年分と、考査Bの重点対策問題が収録されています。↓

日々の学習に使用するアイテムの重さ(1,152g)

 

考査B計画Ⅲ構造に関しては、平成26年度の形式変更以降から対応する必要があるので、私の平成28年当時のように少ない対策量というわけにはいかないでしょうけど、それでもICBAのテキストの重さ(866g)やサイズ(A4)を考えれば、自作テキストは有効な手段だと思えます。

 

以上、学習の参考となれば幸いです。

 

《画像引用及び参考:一般財団法人建築行政情報センター発行 建築基準適合判定資格者の手引き,総合資格学院編 建築関係法令集法令編S》

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