考査Bについては、解答方法はフォーマット化されているといっても過言ではありませんので、数値を埋めるだけの解答フォーマットを考察してみました。
考察は、考査B計画Ⅰ、平成26年度及び平成24年度の出題問題を対象としております。
〇凡例
【 】・・・数値を問題に応じて埋める ※便宜上、仮数値を記載している箇所あり
→ ・・・根拠法文を解答用紙の右欄に記載
〇解答例
・【東/西/南/北】側道路境界線は道路の中心線から【2】m(敷地境界線から【0.5】m後退した位置)とみなす。
→法第42条第2項
・建築面積の限度
【 たて 】m×(【 よこ 】-【後退 0.5】m)×【 指定建ぺい率 4/10 】=【120.0】㎡
→法第53条第1項第一号
令第2条第1項第一号
令第2条第1項第二号
平成5年告示第1437号 (※開放構造の場合)
・計画建築面積
【 たて 】m×【 よこ 】m+【ポーチ屋根】+【庇1m緩和】=【100.0】㎡
・計画【100.0】㎡【 ≦ or > 】限度【120.0㎡】により【適合or不適合】。
解説:普段何気なく電卓をたたいて計算していることも、相手にわかるように文章で書こうとすると、なかなか筆が進まないことがあるかと思います。ですので、考査B全体に言えることですが、いかに解答方法のフォーマット(引き出し)を持っているかによって、解答速度が異なってきます。
考査Bの計画Ⅰでは、近年、兼用住宅か長屋形式の住宅の出題が交互に続いていますので、対策は立てやすいかと思います。
考査Bの計画Ⅰの建ぺい率の問題は、いきなり答案用紙に出だしを書き始めながらでも全く問題がないと思いますので、じっくりと問題文&図面を読む前に、解答を書きながら問題を読む形式でも、速度的に効果的だと思います。
時間を少しでも短縮したい方は、トライしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、考査B計画Ⅰ「建ぺい率」の配点は3点だと考えられます。しっかり得点しておきましょう。
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