平成30年度建築基準適合判定資格者検定の問題予測【考査B・計画Ⅰ】

平成30年度 考査B 計画Ⅰ出題問題予測

平成20年度以降の過去10年分の出題内容から、考査B計画Ⅰ(配点予測15点分)の問題予測を行いました。

 

これから考査Bを対策始める方には、効率よく点数を取るために、是非参考としてください。

 

 

平成30年度 大胆予測

〇計画

建物用途・・・兼用住宅 or 長屋

用途地域・・・1低

防火・準防火地域の指定・・・なし

容積率・・・80%

建ぺい率・・・40%

道路による敷地減・・・あり(42条2項道路)

敷地面積・・・275㎡

構造・・・木造

階数・・・2

原動機の出力・・・0.75kw  ±0.01Kw

 

必須解答項目

建ぺい率

絶対高さ&斜線制限

軸組み計算

界壁の構造△

用途制限

居室の採光△

換気量計算

特に対策すべき過去問・・・平成25年及び平成27年度の長屋の界壁、平成26年及平成20年の兼用住宅

 

解 説

建物用途・・・兼用住宅 or 長屋

兼用住宅と長屋(専用住宅)は、毎年交互に出題されておりましたが、昨年度はまさかの「専用住宅」の出題となりました。

 

直近の出題では、平成28年度は「原動機なしの兼用住宅、平成27年度は「長屋」でした。

 

過去の出題アルゴリズムから、昨年度の専用住宅パターンの2年連続出題の可能性は限りなく低いです。

 

 

用途地域・・・1低

これは、過去10年間変わらずですので、間違いないでしょう。

 

 

防火・準防火地域の指定・・・なし

これは、過去10年間変わらずですので、間違いないでしょう。

 

 

容積率・・・80%

容積率の算定については、平成20年以降では昨年度に初めて問題として出題されました。

 

少しだけ出題の傾向をいじってきた印象がありますが、難易度としてはさほど高くない印象を受けます。

 

建ぺい率・・・40%

平成21年までは50%の出題もありましたが、平成22年以降は全て40%となっておりますので、今年も40%が濃厚です。※角地緩和の記載を見逃さないようにしましょう。

 

 

道路による敷地面積の減少・・・あり(42条2項道路)

42条2項道路に面している確率は、ほぼ100%です。中心線から等分の後退なのか、反対側が崖地あるいは河川の場合のセットバックといった基本的なことはおさえておきましょう。

 

 

敷地面積・・・275㎡程度

これは、過去10年間の平均値です。minは188㎡、maxは368㎡です。

 

 

構造・・・木造

いきなり鉄骨造に変更することはないでしょう。

 

仮に鉄骨造が出題されても、木造の軸組計算の問題がなくなり、代わりに住宅の居室の採光計算の出題はありえるでしょう。

 

 

階数・・・2

過去、ずっと木造2階建てです。

 

 

原動機の出力・・・0.75kw  ±0.01Kw

長屋の場合は原動機使用の可能性はないでしょうが、兼用住宅の場合は十分に注意が必要です。

 

原動機の出力数によって用途違反となった平成20年の問題を一度見ておき、解答をイメージしていくと効果があると思います。

 

 

必須解答項目

建ぺい率

これは、毎年出題されておりますので、対策は必須です。

 

 

絶対高さ&斜線制限

平成29年度の問題を見ると、「道路斜線」だけが出題されており、平成28年度までの「絶対高さ、道路斜線、隣地斜線、北側斜線」の4点セットの出題形式が崩れてしまいました。

 

おそらく(邪推するに)、本サイトで紹介しているように「道路斜線制限はコスパが悪いから捨て問にせよ」みたいな風潮が漂っていることに対する、出題者側からのいじわる(?)かと思われます。

 

まぁ、引き続き「捨て問」にした方がいいことには変わり在りません。

 

 

軸組み計算

これも、毎年出題されています。

 

特に、平面図での拾い間違いだけは避けるようにしたいので、少し時間がかかってもいいので、確実に数えるようにしましょう。例年だと、軸組NGの指摘の問題が多い印象です。

 

 

界壁の構造

長屋が出題された場合の対策は必要そうです。平成27年及び平成25年の過去問題は一度みておきましょう。

 

 

用途制限

兼用住宅が出題された場合の対策が必要です。特に原動機の出力ワット数のオーバーの出題の可能性があります。

 

平成20年度に出力数がオーバーしております。

 

 

居室の採光

平成29年度のように「専用住宅が出題された場合に、出題の可能性があります。

 

といいつつも、出題の可能性はとても低いです。

 

 

換気量計算

今のところ毎年出題されていますので、今年も出題が濃厚です。

 

シックハウスの法律ができてから、比較的年数が浅いため、出題が続いてるものと思われます。

 

 

特に対策すべき過去問・・・

平成25年及び平成27年度の長屋の界壁、平成26年及平成20年の兼用住宅

 

 

最後に

おまけで、指摘項目についても、アルゴリズム解析した結果をお知らせします。

・北側斜線制限NG

・軸組計算NG

・用途地域NG(出力ワット)

 

毎年、必ず1~3項目はNGとなります。

 

軸組計算に関しては、平成22年以降では、昨年のH28年及びH29以外は全てNGとなっております。

 

以上、みなさまの学習の参考となれば幸いです。

 

 

 

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