「号」は漢数字表現が正解か、算用数字が正解か/考査B記述

考査Bは「記述式」で、解答欄に根拠法文を記載することが要求されていますね。

そこで「号」は漢数字表現が正解か、算用数字が正解かという疑問について考察してみました。

結論

検定としては、どちらの表現でも正解だと思うが、漢数字で表現する方が無難。という無難な結果ww

 

「号は、ことがらを列記しているもので、号番号は漢数字で書きます。」とのこと。
※元法制局キャリアが教える法律を読む技術・学ぶ技術 吉田利宏著  ダイヤモンド社 P.36より引用

「号は事柄の列挙に用いる」
「号番号は、縦書きの法令では一、二・・・を用い、横書きの法令では(1)、(2)・・・を用いるのが通常である。」
※分かりやすい法律・条令の書き方[改訂版] 磯崎陽輔著 ぎょうせい P.8より引用

 

このように、建築基準法は縦書きで公布されますので「漢数字」がまずは間違いないかと。

そして横書きにしたときに、どう変換するかは、統一したルールに従っておくのが無難かと。

つまり、法令集(総合資格学院、井上書院など)の通り、漢数字標記が一般的となっています。

国交省からの資料では算用数字で号を表現していることがありますが、検定としては漢数字が無難でしょう。

余談・・・

市販されている法令集の「編集注」をご覧になったことはありますか?

市販されている横書きの法令集は、縦書きで公布されることの多い「法令」を、編集の便宜上、ヨコガキにしただけです。

縦書きを横書きに置き換えた際のルールとして、「号の数字については漢数字とした。」と編集上の統一事項を宣言しています。

まぁ、これによって検定上、算用数字で記載したからといって減点されることはないでしょうが、この統一に従ったほうが無難ですね。

この他、縦書きでは「右の〜」と表現されるものを横書きでは「上の〜」としたり、「左の〜」を「次の〜」と表現し直しているみたいです。

 

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