この検定対策って本当に情報が少ない。インターネット上でもALU建築法科大学校くらいしかヒットしないし・・・資格学校があるって聞いたけれど、実際のところどうなのかしら?
この記事は、こんな方におすすめ
- 資格学校の利用を検討している方
- ALU建築法科大学校との違いについて知りたい方
結論
先に結論を示すと、お勧めです。ただし、万人にお勧めできるわけではありません。
結論の理由をもっと詳しく
この判断に至った理由と、気になる料金設定やALUとの役割の違いについて簡単に説明します。
ERIアカデミーの学習コースと気になる料金は?
ERIアカデミーには以下2つのコースが用意されています。
スクーリングコース
- 演習実施と解説講義を中心とした集合講習に参加
- 220,000円(税込)
- 会場は東京と大阪の2つ
自宅学習支援コース
- 遠隔地の方等向けに課題送付と採点・添削でサポート
- 165,000円(税込)
- いわゆる通信学習スタイル。意欲的な自己学習が必須となります。
2020年3月時点の情報です。最新の情報は株式会社ERIアカデミーHPにてご確認ください。※URLリンクは記事一番下にあります。
ALU建築法科大学校との役割の違いは?
最初に断っておきますが、両校において「自力で学習を進める」という点は共通しています。
ERIアカデミーは、資格学校形態を採用しており、標準の学習カリキュラムはあるものの、学習者の進捗に合わせて適切な指導をしている模様です。また、株式会社であるため、講座の受講料もそれなりの金額が設定されており、料金を支払った受講者にのみサービスを提供しています。
一方、ALU建築法科大学校は、実態校の無いオンラインによる情報公開サービスの形態を採用してます。また、「学習労力を可能な限り抑えて、短期間で合格する」ことを目的とした学習スケジュールやそれに対応したメソッドを公開しています。会員制ではないため、誰でも情報にアクセスすることができます。
こうした点で、学習スケジュールの組み方や、対策内容に差異が生じる可能性が十分に考えられます。もちろん、両校の併用も合格率を高めるといった点で有効と考えられます。
ざっくり
(誤解を恐れずに言うと)ERIアカデミーは王道の資格学校、ALU建築法科大学校はウラ指導
受講すれば確実に合格するわけではない
もちろん、講座を受講したとしても、確実に合格できるわけではありません。合格率に着目すると、ERIアカデミーがホームページに公開している情報では、検定の全体的な合格率(例年概ね30%前後)と比較して、2倍程度(概ね50、60%代)となっています。受講しても不合格の方はいますし、受講しなくても合格する人はいるということです。
そこで、受講に向く人と向かない人の特徴を挙げますので、検討している方は参考にしてみてください。
受講に向く人の特徴
- 自分のペースで学習するのが苦手な人
- まとまった金額を用意できる人
- 東京と大阪会場への移動が苦ではない人
受講に向かない人の特徴
- 建築士の資格試験と同様に、マイペースで学習する自信がある人
- 極力、費用を抑えたい人
- 周囲に学習する仲間が複数人いる人
まとめ
総評としては、お勧めです。とはいえ、人によって向き不向きがありますので、ご自身のこれまでの経験から判断いただければと思います。
また、最終的に料金設定がネックとなることも考えられます。料金設定を高いと感じるか安いと感じるかは、それぞれの経済状況にもよりますが、建築士の資格学校のそれと比較すれば安いと言えます。また、JCBAの補助対象にもなっている模様ですので、表面的な金額よりも抑えることができます。
最後に、公開されている合格者の実績数からは、市場が独占状態ということもあって適正な判断が下せませんでした。合格率が100%に近ければ、それだけでお勧めできたかもしれません。
以上、参考となれば幸いです。