確認審査未経験者でも、たった150日で受かる学習法【建築基準適合判定資格者検定】

150日で合格する方法

ご紹介する学習法は、こんな方におすすめ

  • 確認審査未経験の方、又はブランクのある方(現役審査者の方でも使えます)
  • とにかく学習効率を重視したい方
  • 模擬試験や講習セミナーに参加をせずに合格したい方

記事の信頼性

執筆者は、令和元年まで建築指導課職員であり、本検定に対する学習効率を徹底的に高めた学習法で、初受験合格を達成。その後、合格メソッドをサイト上で公開するとともに、周囲の職員へのアドバイスにより、ほぼ全員が合格しています。

 

目 次

うまく活用するためのPOINT

こちらの記事は、合格に必要と思われるメソッド等を全て詰め込んでいますので、ブラウザやお使いの端末に「お気に入り登録/ブックマーク」することをお勧めします。

 

1.原則は独学

建築基準適合判定資格者検定(以下「本検定」という。)は、国家資格であるものの、そのニッチさ故に独学が基本スタイルとなります。

しかし、最近では株式会社ERIアカデミーによる唯一の有料講座が開講されており、また、各種団体が有料の模擬試験等を実施するなど、資格取得に向けての環境が整いつつあります。

そこで、受験予定者は、こうした有料の模擬試験や講座等を併用しながら合格率を高めることも選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。ただし、受講地が一部の大都市に限定されている点がネックです。

(外部リンク)株式会社ERIアカデミー

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2.4月スタートで合格する

令和3年度の試験予定日は、令和3年8月27日(金)です。また、合格発表予定日は、同年12月中旬頃に国土交通省のHPにて公表されます。

では、試験日に向けてどのように学習を進めれば良いのか、以下に150日の学習期間で合格を目指した場合の目安を紹介しておきます。

ご注意

以下は、筆者の経験と、これまで寄せられた合格者の声を集約し、『最短かつ最低限の労力で合格するには?』に焦点を当てて編成したものです。また、受験予定者の審査経験や職場環境、プライベート状況等は十人十色ですので、以下の学習参考スケジュールのようには上手くいかないことが想定されます。そのため、各自の状況等に合わせて計画を立てることをお勧めいたします。

4月からの150日でやること(4月〜8月末)

4月 学習開始期

実際に過去問を解くなどして、検定の難易度を把握しましょう

本サイトの情報等を参考にして、合格点の取得イメージを握みしましょう

考査A:過去問(5年、可能であれば8年分)を1周程度し、法令集の加工を完了させましょう

考査B:対策は6月以降でOKです

考査Aは、学習初期段階に徹底的に対策しておくことがキーポイントとなります

GWはサボって良し!ただし、欲を言うと、大型連休前には法令集の加工(考査Aの範囲のみ)を終わらせておきたいところです

 

5月 徹底して考査Aを対策

毎年5月中旬頃にICBAのHPにて、最新年度版の手引きが発売されますので、お忘れなく購入しておきましょう(こちらにリンクを貼る予定です。)

(外部リンク)一般財団法人建築行政情報センター「ICBA

考査A:過去問をひたすら復習し、自己の苦手箇所や時間がかかる問題を洗い出しておきましょう

考査B:対策は6月以降でOK(本サイトや周囲から漏れてくる検定の傾向といった情報にアンテナを張っておく)

 

6月 考査B(計画Ⅰ及びⅡ)の対策開始

考査Aの復習リズムが一定化してきたことを前提としています

考査A:日々の復習にかける時間や問題数を減らしていきましょう

考査B:計画Ⅰ・・・3週間程度かけて徹底的に対策しましょう

考査B:計画Ⅱ・・・計画Ⅰの対策を終えた後、5週程度間かけて徹底的に対策しましょう(計画Ⅰとラップして対策しても構いませんが、そのボリュームに圧倒される可能性があるためお勧めはいたしません)

考査B:計画Ⅲ・・・6月の時点では対策不要です

受験申込手続きをお忘れなく(6月第1週の平日5日間のみ)

 

7月 考査B(計画Ⅲ)の対策開始

考査A:検定本番を意識し、時間制限を設けてみましょう(意外と理解不足な箇所や、時間のかかる問題が発見されます)

考査B:計画Ⅰ・・・復習フェーズですが、書き出すことよりも、口に出してスラスラ言えることを意識しましょう

考査B:計画Ⅱ・・・前月に引き続き、徹底期に対策しましょう(対策後期は、計画Ⅰ同様に、口に出してスラスラ言えることを意識しましょう)

考査B:計画Ⅲ・・・直近、3か年分の過去問を、解答例を見ながらじっくり丁寧に理解しましょう(計画Ⅱ対策の要領が掴めた段階で取り掛かると良いでしょう)

考査B:全体・・・一度の学習で、一気に問題を解くよりも、項目ごとに回答にかかる時間を計測し、1秒でも短縮できるように改善しておきましょう

 

8月 試験直前期

考査A:「過去問を解く」という意識よりも、「過去問と解答を眺める」くらいでOK

考査B:検定2週間前までは、全体的な復習(総仕上げ)を行うよりも、科目別の対策を優先しておきましょう

検定日の週は、可能な限り有休等を取得して、鋭気を養いましょう(ここまできたら根詰めた復習は必要ありません)

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3.「合格」から逆算した必勝得点法

目の前の課題や達成すべき目標に対して、仕事が出来るビジネスマンに共通する思考傾向として、逆算的思考(仮定力、仮説力)といった能力が挙げられますね。この思考法を応用すれば、過去問や合格点等を公開しているような試験であれば、自ずとその攻略法も発見することができます。

もちろん、本検定も例外ではなく、合格条件等から逆算して『賢く』合格する手法が存在します。そんな必勝得点法を授けます。なお、『賢い学習』とは、以下のようにご理解いただければと思います。

どのような問題が出題されても満点をたたき出せる(=石橋を叩く)ような学習スタイルではなく可能な限り学習にかける労力を抑えて、固く合格点を取得する学習方法

もちろん、1,2か月といった短期間に根詰めて学習すれば一定の効果は出そうですが、これはとてもハードですよね?

そこで、これから紹介する手法は、期間的・取り組みの難易度的に、可能な限りハードルを下げた方法ですので、多くの方にお勧めです。

 

合格点(=67点)のちょい上を狙う

毎年、難易度に応じて1,2点の変動はありますが、これまでの合格点の水準として3分の2以上の得点を合格点としています。

必勝得点法は、この点数を高確率でちょっと上回ることを目標とします。

 

考査Aは満点狙い(間違っても1問まで)

本検定は、考査Aの出来が合否を握っているといっても過言ではありません。おそらく周囲の方に聞いても同じことをアドバイスされるかと思います。可能な限り一問も落とさずに満点を狙いたいところです。

考査Aは五肢択一が17題、合計34点の配点です。難易度は、一級建築士の学科と比較して、出題範囲には多少の違いはありますが、大して差はありません。そして、考査Bの記述式問題と比較しても得点が重ねやすい科目なのです。

考査Aでより多くの得点を稼いでおくことで、考査Bのプレッシャーや負担を軽減することに繋がります。

 

考査Bは6割を確実に得点すればOK

考査Aで満点(又は9割以上の得点)を取得することで、合格基準点である67点の取得ハードルは一気に下がります。

仮に、考査Aで2問間違えて30/34点だった場合、考査Bは37/66点を取得すれば良いことになります。

近年の合格基準点は高くても69点でしたので、考査Bで39点を取得できれば合格する計算になります。

この条件における考査Bの得点率は、59.1%となります。つまり、考査Bは確実に6割以上の得点ができれば合格点を超えることができます。

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4.学習開始前にすべき2つのこと

どの試験でも言えることですが、闇雲に過去問から手を付けて学習を開始するのは、山頂までの距離や高さを知らずに登山を開始するようなものです。また、これらと合わせて、適切な登山ルートのガイド(ここでは検定の説明書とでも言いましょうか。)が無いと迷子になってしまい、一気にハードモードになりかねません。

そこで、学習開始前にすべき2つのことを挙げておきます。

2つのこと

  • 直近の過去問にチャレンジ(ボス戦を体験)
  • ICBAテキストを購入(販売は5月中旬頃)手元に何も無い場合は、前年度版でもいいので購入すべし!

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5.学習効率を爆上げするテクニック2選(強く推奨)

過去問をひたすら解くだけでも合格する力は養われると思いますが・・・どうせなら賢く学習したいところですね。そこで、筆者が取り組んでみて良かったことや、他の受験者からも評判の良かったテクニックを2つに絞ってご紹介します。

【考査A】単元ごとに問題を並べ替えた自作テキストをつくる

国土交通省のホームページに公開されている過去問や、ICBAが発行している本検定に関する手引きを、単元ごとに並び替えた“自作テキスト”を作成することで、学習効率を指数関数化することができます。ただし、選択肢を一つ一つ並び替える作業を行うと、この作業に多くの時間がかかってしまい、学習時間の確保が困難になるので注意が必要です。

(効果)復習が爆速化し、試験に近い時期に絶大な効果を発揮します

 

【考査B】出題項目ごとにまとめノートを制作しながら学習する

対策を始めたら、出題項目を細分化(容積、避難距離、排煙、非常用照明、廊下幅etc.)しておき、出題項目ごとに並び替えたまとめノートを制作するつもりで学習することを推奨します。

(効果)とにかく復習が爆速化し、試験直前の復習に重宝します

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6.考査別おすすめの学習法

日々の学習について、考査別にどのように学習を進めれば良いのかを、これまでALU本校が蓄積した情報から、効果的な学習法についてご助言いたします。

注意

ここに紹介した方法以外に、効率の良い学習法やモチベーションを維持できる方法があれば、そちらを優先していただいてOKです。絶対にこれが正しい!というわけではありません。

【考査A】満点取得は毎日の積み上げがモノを言う!

考査Aは勘が鈍らないように毎日一定量の問題を解くべきと考えます。その日のコンディションもあると思いますが、最低でも選択肢一つはチャレンジしておきたいです。可能な限り年度別にチャレンジするのではなく、単元ごとにまとめて数過年度分チャレンジすることをお勧めします。

また、用語の定義や、数値の正誤、普段見ることの少ない法文などの検索系問題は、時間を短縮できるよに法令集を限界までカスタマイズしましょう。反対に、ちょっとした思考や計算を必要とする問題は重点的に復習を重ねたいところです。問題集に何かしらのマークをつけておき、苦手な部分や時間がかかる問題を優先的に復習することをお勧めします。

【考査B】「復習効率」と「記述速度」を徹底的に高めるべし!

特に考査Bの学習は、費やしたトータルの時間数に着目するよりも、学習内容の質に重点を置くことが効果的かつ重要と考えます。学習初期から中期にかけては、実際に過去問を解答例を一切見ずに自力で回答を記述してみればわかると思いますが、スラスラとアウトプット出来ないことに気が付く方が多いと思われます。

考査Bは、最終的には答案用紙への記述速度が物を言いますので、文字を丁寧に書いていたり、言い回しなどを毎回考えながら書いていたのでは、アッという間にタイムオーバーになります。

そこで、日々の学習も試験本番も可能な限りラクをしたいと考えている方にお勧めの学習法4選をご紹介します。

①「ICBA発行の手引き」の解答例を自己流にアレンジ(強く推奨)

ICBA発行の手引きにある解答例は、非の打ちどころがないように配慮された安全側の解答例です。実際にこの解答例通りに筆を走らせると、時間が少々足りないことに気が付きます。(採点官が読み取れる程度の文字のキレイさを意識すると、意外と時間がかかるモノです。)

しかし、法適合判定に際して、根拠や理論が崩れないことを前提として、記述を合理的な内容に変化させたり、自分なりの言い回しにアレンジすることは可能です。ICBAの解答例はあくまでイチ参考例です。また、ICBAの手引きは、解答作成者が年度によって異なるため、年度によっては言い回しが異なります。

②出題傾向を把握し、優先的に対策しておく項目にあたりをつける

出題項目は、建蔽率や容積率、用途規制といった固定された項目があるので、記述内容もパターン化できます。

そこで、過去の出題傾向を確認し、出題可能性の高い問題を絞るなどして、優先的に対策する項目や、重点的に復習する項目にあたりをつけておきましょう。

下記『7.ALUの有料級サポート・アドバイス』の考査B用の記事を参考にしてみてください。

③「捨て問」の判断を早めにする

これまで斜線制限の問題を解かない対策方法(=斜線制限を捨て問にする戦法)が有効として機能してきたイメージがあります。事実、筆者である私はこの戦法を採用して合格しています。しかし、令和元年度の検定内容をみると、斜線制限の問題が例年より多く出題され(正確には解答欄が細分化された)、この手法が封じられたような印象がありました。

しかし、この戦法により他の問題で点数を稼ぎながら合格した方もいます。特に道路斜線制限は後退距離の説明を記述するのに法文の内容を転記しながら記載しなくてはいけないので、やはり時間がかかるといった点で、費用対効果の低い問題には変わりないかと思います。

そこで、普段から審査を行っていて単体規定の記述に自信のある方は、思い切って斜線制限を捨てるという選択肢もアリかと思います。道路斜線制限に限って捨てる、といった戦法でもいいかもしれません。

勿論、この判断は多少のリスクを伴いますが、対策をしなくていいと割り切ることで得られる時間的余裕は計り知れません。(学習時間と検定本番の時間とも)

ここの判断は早めにしておきたいところです。しかし、この判断は、自身の学習進捗状況を見ながら慎重にしてください。

④音声&動画アプリを活用(徹底してラクしたい人向け)

動画&音声アプリ(可能であれば倍速機能付きを推奨)を活用することで、スキマ時間に聞き流すだけで復習が可能となります。

通勤中や、ちょっとしたスキマ時間に復習が可能で、テキストも不要なのが最高です。また、日々の業務で疲労が溜まっていて、テキストや問題集を開くのが億劫な時でも、聞き流すだけで受動的に復習できるのが最大のメリットです。

決して効果の高いアウトプット学習とは言えませんが、短期記憶効果として1週間程度は持続するので、一夜漬け傾向のある方は早めにやっておくと本当に助かるかと思います。

ただし、録音した自分の音声が聞き慣れず、恥ずかしさや気持ち悪さを覚える可能性があります・・・。

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7.ALUの有料級サポート・アドバイス

上記の他、ALU本校では、理解ある合格者などからの情報提供のおかげで、有料級のサポートやアドバイスが可能となっております。

基本は無料で公開していきたいと考えていますが、運営する上で作業労力の大きいコンテンツについては一部有料化を検討しています。

考査A

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『【令和◯年受験対応】R元年度 過去問解答(2020年1月1日対応)』

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『【令和◯年受験対応】H30年度 過去問解答(2020年1月1日対応)』

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『【死に問題】一覧※法改正等により問題不成立なものまとめ』

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『【令和◯年受験対応】頻出問題まとめ※R1~H12年の20年間で◯回以上出題のあった選択肢』

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『【令和◯年受験対応】新傾向予測問題(2020年1月1日対応)』

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『出題告示まとめ(H12以降の出題から分析)』

考査B

解答時間の目安

考査Bは解答時間として3時間25分与えられます。しかし、ある程度学習された方なら理解できると思いますが、一級建築士の製図試験と同様に、とても短い時間です。そこで、考査Bの解答時間の目安に関してはこちらをご覧ください。

解答例&解説

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『最新法令対応解答例の公開※手引き6月上旬更新予定』

別記事リンク(未投稿)

『過去問解説(テキスト&動画)』

問題予測

問題の分析が好きな人もいそうですので、こちらにALU独自の問題予測と合わせて記事を載せておきます。ご活用ください。ALUの予測はそこまでヒットしていません。あしからず。

計画Ⅰ
計画Ⅱ

考査B計画Ⅲ

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『考査B計画Ⅲ構造について』

情報共有掲示板&解答速報

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『合格者の声(集約データの公開)年度別』

試験体験記

筆者が受験した際の記録です。拙い文章ですが、検定当日や受験中の気持ちを描写していますので、少しでも試験感覚を共有できればと思います。学習開始時期と、検定直前にご一読いただけると効果的かも・・・しれません。

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留意点など

筆者は、仕様規定以外の構造審査経験がないため「考査B計画Ⅲ」について詳細の解説はあまり期待しないでください。

また、免責事項として、ALU本校の情報に誤りがあったり、推奨するメソッドで何かしらのトラブル(主に不合格)となったとしても、一切の責任は取りかねますので、良識あるご利用をしていただければ幸いです。

また、受験者同士は、同志であることを前提に良識ある交流を心掛けていただけると是幸いです。

最後に、みなさんの合格を期待しています。というか、サクッと合格を決めちゃいましょう。

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