試験体験記【建築基準適合判定資格者検定 その1】

教科書

メモ

この体験記事は、2017年1月に前身ブログ「@建築主事試験 独学宣言!」に投稿したものをリライトしたものです。

 

試験体験記(平成28年度 午前)

試験会場は某合同庁舎で、試験開始時刻は10:00から。

入場受付は9:00くらいから可能だった記憶があります。

一級建築士の試験同様に、受験者全員の法令集・告示チェックが行われるので、早めに行きます。

私の住んでいるところから試験会場まで1時間くらいかかるので、移動時間に少しでも悪あがきをして点数を一点でも多く取れるように工夫したことがありますのでご紹介します。

それは、自分の解答動画を撮影し、暇な時間に流し観るというものです。受け身で聞けるので、おすすめの勉強法です。

 

9時 試験会場へ入場

さて、9時に会場についたのですが、まだ会場は設営中という雰囲気でした。

委託を受けたどこかの試験機関の人なのかよくわかりませんがご苦労様です。(噂では国土交通省の職員が直営でやっているとの情報がありました・・・)

受付が始まり、受験表と法令集と告示(電卓のチェックがあったか忘れました。)の確認が行われます。

自分で言うのもなんですが、法令集のカスタマイズは結構色濃く行いました。ここは結構、攻めましたね。

アンダーラインだけに留まらず、枠線を追加したり、マーカーは蛍光5色くらい、ペンの種類も変えて自分ルールに則った線引きを行いました。

7,8種くらいの線種を駆使しました。もちろん付箋も多様な種類を使用しました。

結果的に、私の法令集を3人くらいで囲んで「審議」が行われまして、3箇所ほど記載を消すよう言われました。(思ったより少なくて安心。)

削除を要請された箇所は、条項の上に、通称の見出し(「許容応力度等計算」など)を追記したところでした。

黒のマジックペンで記載したところでしたので、一瞬焦りましたが、「黒ペン貸しますので黒く塗りつぶしてくだい。」と言われて安堵しました。

そして会場入りした後は、受験仲間の何人かと声をかけあいましたが、この時間も惜しいと感じたので、席につくと自作の動画を観る作業に入りました。

私の受験会場は、長い6人掛けの固定机の端に2人で掛けるスタイルでした。

会場前方には大きなデジタル時計がありましたので、自分の時計を合わせました。

今思うとセンター試験のような雰囲気だったという感じでしょうか。

9:40

試験に関しての注意事項等の説明が始まります。

「いよいよか。」と思ったのですが、5,6分程度で説明が終わったので、検定開始時間までの微妙な時間は自分の勉強ノートを見返して良いものなのか逡巡しましたが、注意されたらやめれば良いと割り切り、カバンから勉強ノート取り出し、数分だけですが見返すことができました。

9:55

必要なもの以外は机の上に置かないよう指示がありましたので、カバンにしまいました。

 

10時 検定(考査A)開始

10:00

試験官の「それでは開始してください。」の一言で一斉にガサガサと配布された試験用紙をひっくり返す音が鳴りました。

ちなみに午前中は考査Aの試験でしたので、選択式の問題で、マーク方式ではなく、17枠の空欄に、数字の1~5を書いていくスタイルでした。

ここはセンター試験や1級建築士と異なる部分ですね。

マークミスが起こりえないので、個人的には少し安心。

さて、考査Aに関しては、自分は一度すべての問題を高速で一度見ます。

過去問をやっていて時間がかかる出題形式がないかだけを確かめるためです。

今回の試験は斜線制限の算定や容積率の算定がなかった(はず)なので、じっくり問題を解くことに決めました。(ここまでの作業で30秒くらいです。)

問1の選択肢を1から順にみていきます。

過去問を5周程度回した私にとっては、全て過去問からの出題に見えました

5肢中2,3肢は法令集を引かなくても判断ができました

しかし、そこは確実に34点をとるために、選択肢すべてに法的な根拠を明示していきました。

時間は、10分くらい残して解き終わり、見直しを行いました。

少し自信がない問題が3題程度あり、何度か法令集を引き直しました。

結果的に自信がなかったところは全て正解しており、自信があった消防法を1題落としました。完全にケアルスミスです・・・

当日の自分は、「想定通り34点はとったぞ。」と思いながらお昼休憩をしていました。

ここまで朝の9時から11時半頃までのお話です。

 

【その2】へ続きます。

Copyright© 法規塾 , 2024 All Rights Reserved.